こんにちは!クライムのブログ担当の井上です。今回は「企業必見!損害保険で安心経営を実現する方法」というテーマでお話しします。中小企業の経営者や人事・総務の担当者の皆さん、特に損害保険について担当している方々に向けて、企業運営におけるリスク管理と保険の活用法について解説します。

 

1. 法人向け損害保険の必要性と活用法

1-1. 企業を取り巻くさまざまなリスクと対策

企業の経営者は日常の企業活動に専念される中で、なかなか企業活動に伴うリスクについて考える時間がないのが実態だとは思いますが、実は企業活動には多種多様なリスクが存在しています。

例えば営業車で移動中の自動車事故や、サイバー攻撃による個人情報漏洩リスク、労災リスク、雇用トラブルのリスク、地震や火災、風災、水災といった自然災害リスクなどなど。

日ごろこのようなリスクについて、経営者が考えることはなかなかないかもしれませんが、ひとたびこのようなリスクが実際に発生してしまうと、会社に与える損失は、経営を揺るがすものになりかねません。

これらのリスクへの対策手段はいくつかありますが、その中でも有効な手段の一つが損害保険に加入することです。

損害保険に加入することで、これらのいつ起こるかわからない突発的でしかも会社に与えるダメージが大きなリスクが実際に発生したときでも、会社への損失を最小限に抑えることができます。

もちろん、保険に加入することで、保険料というコストは発生しますが、リスク発生時に巨大化する突発的で予測不可能なコストを、保険料という形で平準化された固定費に変換することができるとも言えます。

損害保険はリスクマネジメントの手段として非常に有効です。ここからは、より具体的なリスクとそのリスクへの対策としての損害保険の活用法について説明していきます。

 

1-2. 賠償責任保険で事業活動を安心サポート

企業は顧客に対して、価値を提供することで、利益を上げ、企業活動を存続させていきますが、その価値提供の中で、意図せず、顧客や取引先に対して損害を与えてしまうことがあります。これらの損害は当然当該企業が企業活動を行う中で発生させてしまったものであるので、その被害者、被害企業に対して損害賠償請求がなされ、その損害賠償の責任は当該企業にあります。

 

積極的に事業活動を進める中で、このような事故が発生してしまった場合、その損害賠償請求への対応で、事業活動は鈍化し、また企業の財務状況の悪化も想定されます。

このような企業活動による第三者への損害賠償リスクを補償するのが事業総合賠償保険と呼ばれる損害保険になります。

損害保険に加入頂くことで、万が一事故が発生した際の対応はもちろんですが、たとえ事故が起こらなかったとしても、安心して事業活動に専念できるというメリットもあります。

 

1-3. 従業員への労災保険・医療保険のメリット

企業において従業員が最も大切な財産であることは言うまでもありません。健康経営という言葉がすでに随分浸透していますが、まさに労災上乗せ保険や医療保険といった損害保険をご活用頂くことで、企業の健康経営を加速することが可能です。

 

2. 主要な損害保険商品の概要と選び方

2-1. 事業総合賠償責任保険 第三者に対する損害賠償リスクに対応

事業総合賠償責任保険とは、企業が事業活動を行う中で、第三者に与えてしまった損害による賠償責任を補償する保険です。

例えば、建設業者が建設現場で工事中、通行人にケガをさせてしまった場合や、工事現場の隣家の壁を傷つけてしまったことなどによる損害賠償責任を補償します。

また、製造業の場合は、PLリスクと言われるような、製造した製品を使用した際の事故による損害賠償責任を補償します。

他にも、ITサービス事業者がシステム納品後に、システム不具合によりクライアントに損失を与えてしまったような事故でも補償対象となる保険の種類もあります。

 

2-2. 自動車保険 自動車事故のリスク

自動車保険は損害保険の中でも火災保険とならんで最も馴染みの深い損害保険ではないでしょうか。業務で車両を使用する企業にとっては必ずご加入頂く必要のある保険となります。営業車による対人対物事故による相手方への損害賠償責任を補償したり、運転されていた従業員のケガの補償や会社の資産である車両への損害の補償が可能です。

 

2-3. 企業財産保険 自然災害や地震によるリスク

日本で事業活動を行う上で、避けては通れないのが自然災害リスクです。近年は毎年のように大規模災害や大地震が発生しており、企業経営者の自然災害に対するリスク感度は高くなっているように感じます。そのような自然災害発生時の会社資産(建物や設備什器、機械、商品など)への損害を補償する保険が企業財産保険です。この保険は自動車保険と同じく、企業の加入率も高い保険種類となっています。

火災はもちろん、風災や水災といった自然災害はもちろん、地震にも対応した保険もあります。

 

2-4. 事業休止保険 休業損害のリスク

企業財産保険には、企業の資産への損害を補償する内容に加えて、災害や事故による事業

復旧までの利益補償や営業活動を継続するための費用の補償も可能です。

きちんとしたリスクコンサルティングを受けたうえで補償の内容を設計すれば、自社が自然災害などの大きな災害に直面した際に、財務面で非常に心強い存在となる損害保険です。

 

2-5. 海外PL保険:海外とのビジネスに伴うリスク

損害保険の適用地域は原則として国内のみとなるため、海外との取引がある場合は、海外での事故も補償する特別の保険に加入する必要があります。

一昔前までは、海外ビジネスというと少し敷居が高く感じられましたが、今ではECビジネスの普及に伴い、販路を海外に求めることも比較的手軽にできるようになってきました。その反面、海外ビジネスのリスクも高まっていると言えます。

海外は商慣習や文化の違いから日本では大きなトラブルにならないようなことも大きなトラブルに発展するリスクがあります。また欧米などでは、弁護士費用も非常に高額であったりと、リスクの発生する頻度も高いですし、そのリスクが実際に発生してしまった際の金銭的なインパクトも国内ビジネスと比べて大きい傾向にあります。

ですので海外とのビジネスを行う際は、そのビジネスがたとえスモールビジネスであったとしても海外での事故も補償される海外PL保険などへの加入が必要となります。

 

3. 法人損害保険の契約手続きと加入条件

3-1. 加入前の相談・見積りの流れ

保険加入前には、専門のリスクコンサルタントが面談を行い、企業活動について専門的なヒアリングを行い、企業のリスクを洗い出したうえで、適切な提案を行います。

3-2. 保険料の計算方法と節約ポイント

保険料はリスクの大きさやカバー範囲によって変動します。適切なリスク分析により、必要な保険を選択することが節約のポイントです。

3-3. 法人損害保険の変更・更新手続き

事業の拡大や変化に伴い、保険内容の見直しや更新が必要になります。定期的なチェックが重要です。

4. 法人損害保険を活用した経営戦略のポイント

4-1. 業種別リスク分析と保険のカスタマイズ

業種ごとの特有のリスクを分析し、保険をカスタマイズすることで、より効果的なリスクマネジメントが可能になります。

4-2. サイバー保険で対応するデジタルリスク

デジタル化が進む中、サイバー攻撃などのリスクに対応するための保険も重要です。情報漏洩やシステムダウンのリスクをカバーします。

5. 総まとめ:効果的な保険活用で企業経営を強化

損害保険は、企業経営におけるリスクを軽減し、安心して事業を運営するための重要なツールです。適切な保険の選択と活用により、企業はさまざまなリスクから守られ、経営の安定と成長を実現できます。

 

ここまで損害保険を活用した安心経営についてお話してきましたが、最後に今回説明してきたような損害保険を加入されるにあたっては、保険代理店を通してご加入されることをおすすめします。

個人向けの損害保険ではネットで加入する方法も普及してきましたが、個人と比べ企業向けの保険は保険の種類も多く、またそれぞれの保険の内容も複雑となりがちです。

そのため、なかなか自分たちだけで保険を検討しようにも、その保険が自社が懸念しているリスクに見合う保険なのか、その保険で念頭にあるような事故は補償されるのか、実際に事故が発生した際の手続きについては明確になっているかなど、様々な不安点が発生することとなります。

また、企業活動に関わるリスクは複雑なことが多いので、そもそも自社だけでは、企業活動に潜むリスクに気づくことができていない可能性もあります。

 

その点、保険代理店は損害保険のプロであり、また的確なリスクコンサルティングのノウハウも持ち合わせていますので、各企業それぞれに最適な補償を提案することができます。

 

 

リスクについてはリスクの専門家であり保険のプロでもある代理店にお任せ頂くことが、自社の安心経営の実現につながると考えています。

こんにちは!クライムのブログ担当の井上です。今日は中小企業の経営者や人事・総務の担当者に向けて、「労災の費用徴収をご存じですか?」という重要なテーマを取り上げます。

労災保険は、業務上の事故によって発生した被害に対して給付を提供する制度です。しかし、事業主が故意や重過失により事故を引き起こした場合、給付にかかった費用の一部を事業主に徴収する「費用徴収」という制度があります。この制度は、安全管理の重要性を事業主に再認識させる目的もあります。

具体的に、「重過失」とは何か、例えば作業場における適切な安全措置の欠如、資格のない者による特殊な機械の操作、安全規則の徹底不足など、事業主の安全管理責任に問題がある場合に指摘されます。これらの状況は、労災事故発生時に費用徴収の対象となる可能性が高いです。

費用徴収の金額は、事故の具体的な状況や保険給付額に応じて算定され、事業運営に影響を与えるほどの重要な金額になることもあります。このため、事業主にとっては、安全管理の徹底が経営上非常に重要になります。

さらに、費用徴収をカバーする民間の労災上乗せ保険が存在します。もし自社が既に労災上乗せ保険に加入している場合でも、その保険が費用徴収部分を補償しているかどうか、確認が必要です。

確認が難しい場合、専門家のサポートを求めることが一つの解決策です。私たちクライムでは、このような問題に対して、経営者の皆様をサポートしています。不安や疑問があれば、気軽に問い合わせください。

労災の費用徴収についての理解を深め、安全管理の重要性を再認識し、事故を未然に防ぐことが、経営者にとって最も重要な責務の一つです。この記事が、そのきっかけになれば幸いです。

一般試験と比べ大きくレベルがあがります

損害保険業界に入ってもうすぐ5年。代理店に入社したのをきっかけに損害保険専門試験を受験しようと思います。

損害保険を募集するには、損害保険一般試験を合格する必要があります。この一般試験の資格を持っていれば損害保険の募集はできるのですが、損害保険募集人としてより高度で専門的な提案を行うことが可能となります。

教科は法律単位と税務単位の2教科となっていますが、内容は損害保険一般試験と比べ、非常に深くかつ、損害保険のプロフェッショナルな提案に直結するものとなっております。私も現在テキストを用いて勉強を開始しておりますが、なかなかの手ごたえを感じております。

勉強する中でこれは皆様のお役に立つと感じた情報があれば、またブログでアップしていきたいと思います。

AIGから独立し代理店としての一歩を踏み出します

初めまして、井上です。2024年12月1日から株式会社クライムの一員としてお世話になることになりました。本日は入社後初めての投稿ですので、簡単に自己紹介をさせて頂きます。

2019年3月にそれまで働いていた会社を退職し、2019年4月にAIG損害保険に入社しました。AIG損害保険では、ICA(Independent Career Agent)として、独立を前提とした制度の中で日々の営業活動に取り組み2023年11月に無事AIGから独立し、縁あってこの株式会社クライムの一員となることになりました。

最初はつらいことが多かった損害保険の仕事ですが、今はこの仕事に大変魅力を感じています。これから皆様のもとに実際にご提案でお伺いすることなどもあるかと存じますので、どうぞ宜しくお願いします!

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