こんにちは！保険代理店クライムです。この記事では、法人向けの保険代理店のメリット・デメリットを解説していきます。

保険選びもネット型のものが随分と流通してきましたが、そんな中、保険代理店、それも法人を専門とする保険代理店を活用するメリット・デメリットについて解説していきます。

まずは法人向け保険代理店のデメリットについて解説していきます。

そもそもですが、お客様が保険に入ろうとする場合、大きく直接保険会社と契約する方法と、代理店を通して契約する方法があります。前者には特に個人向けの保険で主流となりつつある、ネット型も含まれます。

前者のような直接保険会社と契約するタイプをダイレクト型、後者の代理店を通して契約するものを代理店型と言います。

これは法人向けの保険代理店に限った話ではないですが、代理店は保険会社と比べて会社の規模が小さく、事業の継続性という観点で、注意が必要な場合があります。

保険代理店は各保険会社と代理店契約を締結していますが、当然代理店によって、代理店契約締結先の保険会社の数は異なります。

保険会社によっては得意とする保険分野や保険商品がありますが、その代理店がそれらの保険会社と代理店契約を結んでいなければ、当然それらの保険商品を代理店から加入することはできません。

ここまでは、保険代理店のデメリットを掲げてきましたが、ここからは、代理店をうまく活用して、自社のリスクマネジメントに役立てる方法をご説明していきます。

保険代理店の収益は基本的には保険会社からの手数料収入となりますので、保険代理店が契約者に直接費用を請求することはありません。

また、基本的にどの保険代理店も保険に関する無料相談を受け付けていることが多いので、このような無料相談を活用することで、自社のリスクが明確になり、その上で、具体的にどのリスクに対して保険で備えるべきかという情報を得ることができます。

保険代理店の社員は、様々な研修、資格、業務経験から高い専門性をもとにお客様に対してリスクコンサルティングを行い、お客様のリスクを明確にしたうえで、そのリスクに対する最適な保険提案を実施します。

自分たちが日ごろ事業を行っている中でも、以外とそこに潜むリスクについては気が付いていないことも多く、そういう意味でも代理店に相談し、自社のリスクを明確にすることは大切だと言えます。

保険代理店は、契約手続きを保険会社に代わって行うだけでなく、顧客に対するアフターサービスとして、最新のリスク情報の提供や事故発生時の保険金請求のサポートなどを行います。特に、事故の際は、代理店を通さない場合、お客様が直接保険会社とやり取りを行わなければならないため、ただでさえ、事故の発生で混乱している中、会社の担当者には保険金請求が大きな負担となりかねません。

そんな時代理店はお客様の代わりに保険会社の窓口となり、保険金請求のサポートをしてくれますので、非常に心強い存在となります。

次に法人向け保険代理店のメリットについて説明します。代理店にも個人のお客様をメインとしている代理店もあれば、生保の扱いが多い生保系代理店というものも存在します。そんな中、損害保険を中心に法人専門の代理店を使うメリットについて解説していきます。

法人を専門とした保険代理店では、その豊富な経験やノウハウから、リスクマネジメント活動の一環として、セミナーや安全大会の講師を行っているところもあります。

このようなセミナーや安全大会を通して、自社での事故発生リスクの低減や従業員の安全意識の高まりなどが期待できます。

また、保険商品も個人向けと比べ法人向けでは複雑となってきます。自社に適切な保険を自社単独で探すのはかなり労力がかかります。そのようなときも保険代理店に相談すれば、保険代理店が自社の状況をヒアリングの上、自社にとって最適な保険商品を提案してくれます。

レベルの高い法人専門の保険代理店では、お客様の決算書や事業方針を踏まえた上で、全社的なリスクマネジメントに関する提案を行うことも可能です。

具体的には会社の財務状況をもとに、どの程度のリスクであれば許容範囲なのかといった指標を示すこともできます。

また、突発的に発生する予想不可能なリスクについて保険に加入することで、リスクの固定費化といったご提案も行います。

個人と法人ではリスクの複雑さや事故発生時の損害の大きさなどに大きな違いがでます。リスクが複雑な分、それらのリスクに対応した保険商品も複雑となってくるため、法人に対して適切な提案を行うには、ある程度の経験が必要不可欠です。

会社のリスクについて相談するならやはり法人向けのリスクコンサルティングの経験豊富な法人専門の代理店に依頼するのが良いと考えます。

ここまで法人専門の代理店のメリット・デメリットについて解説してきましたが、ここからは、保険代理店を選ぶ際の注意点について説明します。

数ある保険代理店の中でどのような基準で代理店を選べばよいのでしょうか？代理店を選ぶ上で参考となるポイントを解説します。

まずは営業年数です。これはどの業界でも同じかもしれませんが、営業年数が長いということは、それだけ多くの顧客と取引をしており、その代理店が多くの企業から信頼されている証にもなります。

社員数も大切なポイントです。現在、保険代理店は金融庁の指導のもと、組織化に力をいれており、一昔前のような社長1人会社や個人事業主ではなく、従業員をきちんと雇い、会社として組織化できている会社は、金融庁の指導にしっかりと従っている信頼のおける代理店ということができます。

最後に乗合保険会社についてです。代理店に相談する前のタイミングである程度加入したい保険種類が決まっている場合はその代理店がその保険を取り扱っているかどうか確認するのも大切なポイントです。

信頼できる代理店に出会うためには、最初は手間かもしれませんが、複数の代理店に声を掛けてみることをおすすめします。

欧米の大企業では、自社の中にリスクマネジメントを置き、自社のリスク管理を行っていますが、中小・零細企業ではなかなか現実的ではないと思います。そんな時、法人向けの保険代理店を活用すると、自社の専門のリスクマネジメントとして代理店が、リスク管理を行ってくれます。また保険料については、代理店を通しても、通さなくても違いはありません。信頼できる保険代理店を見つけることは、自社の事業運営上非常に大きなメリットとなります。

クライムは長年法人向け専門の保険代理店として多くのお客様からご支持頂いております。自社のリスクマネジメントについて少しでも気になることがありましたら、ぜひお気軽にお問合せください。